食卓心理学

「間食」はダメなのか?

仕事中の一休み、あるいは会社からの帰り道に「何かで小腹を満たしたいなぁ」という気持ちになることがありますよね。

結論からいうと、食べるものを選べばこのような時の「間食」はオススメです。

小腹が減るくらいが身体にとってはちょうど良いのですが、そのまま何も食べずにいると、夕食時には非常にお腹が空いた状態になります。

お腹が空いた状態というのは、血糖値が下がっているため、身体が糖分を欲した状態になっています。

そのような状態で、スーパーやコンビニに寄れば、「手っ取り早く空腹を満たしたい!」という衝動が起き、ついつい出来合いの弁当や麺類、カップラーメンなど血糖値を上げやすい糖質を選んでしまうのですね。

実はこうした過度な空腹状態が、知らず知らずのうちに糖質過多な食事食べ過ぎを引き起こしてしまう要因となっています。

とくにビジネスパーソンなどは、昼食から夕食までの時間がかなり長く空く傾向にあるため、夕食時に血糖値が下がった状態に陥りがちです。

ですので、デスクやバッグの中に小さなお菓子を入れて置いて、帰り道や仕事の途中に間食をつまむと、血糖値の低下がある程度抑えられますし、空腹時のイライラも減って、気持ちを安定させることができます。

「間食」に適した食べ物とは?

間食のキーワードは2つ、「脂質」「タンパク質」です。

一般的に3時のおやつで小腹を満たすために食べるものは、クッキーやおせんべいなど「ほぼ糖質」というものが選ばれがちです。

しかし、「間食」で糖質を摂取してしまうと、夕食前に血糖値のバランスが崩れてしまうため、夕食にも影響が出てしまいます。

ですので、間食を選ぶ際には、糖質が少なく脂質やタンパク質の多い小魚アーモンド「くるみ」などのナッツ類をオススメしています。

私も、お酒のあてとしてよく出てくる、小魚やナッツが小分けにされたお徳用バラエティーパックを机の引き出しに常備しています。

ただ、小分けにされた袋は、「あと一つだけ‥」とついつい食べ過ぎてしまうことがあるので、食べ過ぎには注意してください。

夕食前の空腹状態の作用について紹介してきましたが、これらの工夫は比較的に日々の生活に取り入れやすいと思いますので、みなさんも上手に「間食」を取り入れながら、午後の時間を充実させましょう。

 

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