食卓心理学

セロトニン分泌を促進させる3つの生活習慣

セロトニン分泌に適した生活リズム

セロトニンの合成を高めるために、必須アミノ酸であるトリプトファン葉酸・鉄・ナイアシンビタミンBなどの栄養素が必要になることをお伝えしました。

うつ症状の原因は食生活にあった!?【セロトニンと栄養素の関係】セロトニンの働き セロトニンは、私たちの感情の安定に大きな影響を与える神経伝達物質で、リラックス、安心感、幸福感などをもたらす...

しかし、それだけでは十分ではなく、日々の生活リズムも大切になってきます。セロトニンを分泌するのは、セロトニン神経です。このセロトニン神経を活性化させるためには以下のことも大切になります。

・日光を浴びる
・適度な運動を行う
・しっかり咀嚼する

ビジネスパーソンなどは、屋内で過ごすことが多く、さらにデスクワークが多い方などは、運動不足になりがちです。このような生活スタイルが続くことで、セロトニン神経が十分に機能しなくなり、それによってうつ症状が現れることもあります。

精神面にどこか不調を感じた際には、朝の過ごし方に問題がないか下記の3つのポイントをチェックしてみてください。

① 朝食を摂っているか

まずは一つは「朝食を摂っているか」です。セロトニン神経は、よく噛むことで活性化するため、しっかり朝食を摂ることを習慣付け、朝の時間帯にセロトニンの分泌を増やしましょう。

② 日光を浴びているか

セロトニンの分泌には、日光を浴びることが欠かせません。うつ病の一型に「季節性情動障害(SAD)」という疾患があり、別名を「冬季うつ病」と呼ばれています。冬場は、日照時間が短くなるため、日光を浴びる時間が減り、セロトニンの分泌が低下することが関係しているといわれています。

③ 適度な運動をしているか

一定のリズムで行う運動がセロトニンの分泌を高めるとされています。電車通勤の方などは、「一駅分は歩く」など通勤方法を少し工夫することで、日光浴と適度な運動の両方を生活に取り入れることができますね。

また、「なるべく階段を使う」「休憩時間に外を散歩する」など職場での運動を意識することから始めるのもいいでしょう。

しかし、実際には、ビジネスパーソンや子育て中の方などにとって朝の時間は、とても貴重な時間であると思います。

皆さんには、できる限り長期的に上記で紹介したポイントを実践していただきたいので、まずは、自身の生活の中で可能な範囲で取り組んでいただけたらと思います。

・負担にならない程度に実行する

・少しずつ普段の生活を変えていく

・継続できていれば自分を褒める

といった意識で取り組むことをオススメします。

日中に十分なセロトニンが分泌されることは、夜の睡眠にも関係してきます。「寝付きが悪い‥」「途中で目が覚める‥」といった方は、生活習慣、特に朝の過ごし方を見直す必要があるかもしません。

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