食卓心理学

タンパク質とメンタルヘルス

タンパク質は生命活動の第一人者!

私たちの身体はそのほとんどがタンパク質でできています。

タンパク質を表す英語「Protein(プロテイン)」は、ギリシャ語の「第一となるもの」に由来しています。つまり、タンパク質は生命活動の「第一人者」と言っても過言ではなく、不足している場合は、まず一番に増やす必要がある栄養素です。

筋肉や骨、皮膚、臓器、髪の毛などはタンパク質から作られていることは、みなさんもご存知であるかと思います。

それだけでなく、血液、代謝酵素、消化酵素、ホルモン、免疫にかかわる抗体などもタンパク質を原料にしています。

血液中で栄養素を運んだり、体内で化学反応の触媒の役目をする代謝酵素となったり、生体のホメオスタシス(恒常性)を維持するホルモン、骨組みを作る繊維状タンパク質になるなど、身体の中で様々な役割を担っています。

このように基本的な生命維持に欠かすことのできないタンパク質は、なんと心の健康にも直接的に影響しています。

心の状態とタンパク質の関係

私たちの脳の6割タンパク質で構成されており、さらに、タンパク質は心の状態に大きく関わる神経伝達物質の原料にもなっています。

神経伝達物質とは、脳内において神経細胞と神経細胞の間の情報伝達を担う物質のことで、心を落ち着かせる働きのある「セロトニン」、喜びを感じさせる「ドーパミン」などの神経伝達物質はタンパク質が足りないと十分に作られません。

「抑うつ気分」は、上記の神経伝達物質が不足することで起こりますが、その原因が、実は食事の面(タンパク質不足)にあるということも少なくありません。

このようにタンパク質が、身体のみならず、心(脳)の状態にも大きく関わっていることがわかりましたが、タンパク質の特性についても紹介したいと思います。

毎日分解と合成を繰り返すタンパク質

私たちの身体の中のタンパク質は、分解と合成を繰り返し、新しい細胞が古い細胞と入れ替わります。

大人の場合、1日に200〜300gのタンパク質が身体の中で分解されており、肝臓のタンパク質は約2週間で、赤血球は120日で、筋肉のタンパク質は180日でその半分が入れ替わります(半減期)。

また、タンパク質は、体内で日々消費されるため、お金を貯金するように体内に貯めておくことができません。

材料(タンパク質の)の供給がストップすると、筋肉や骨のタンパク質がひたすら分解されるだけになり、体内で様々な働きをするタンパク質が不足した状態になります。

ですので、私たちは毎日の食事から一定のタンパク質量を摂取する必要があります。

1日のタンパク質摂取量の目安

厚生労働省の基準では、体重50Kgの人が健康維持のために必要なタンパク質は1日50gと定められています。

これは体重×1.0gという計算になりますが、トレーニングをしている人や美肌・アンチエイジングを目指す人などは1日に体重×1.5〜2.0gくらいのタンパク質が必要になります。

私の場合は、週に2〜3日ジムに通ってウエイトトレーニングを行うため、毎日体重×2.0gのタンパク質を摂取するように心がけています。

日々の食事を見直してみる

この記事ではタンパク質が、心と体の健康にとても重要な役割を担っていることをお伝えしてきましたが、皆さんの中には、

  • そもそも自分が1日にどのくらいタンパク質を摂っているのかわからない!
  • タンパク質が豊富に含まれる食材ってなに?
  • オススメの食材や食事を教えて欲しい!
  • 手軽で簡単な方法で摂取することはできないのか?

などと思われた方もいらしゃるかと思います。

そこで、以下の記事で上記の疑問を解決しながら、タンパク質に関してもう少し詳しくお伝えしているので、ぜひご覧ください。

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