教育

子どもが本心を話すとき

子どもたちが大人に思うこと

皆さんは、子どもが大事な話をした際に、
「どうしてもっと早く言わなかったの!」
と怒った経験はないでしょうか?

しかし、このように言われて「次からはちゃんと言おう‥」と思う子どもは少ないと思います。

子どもたちは少なからず、これまでの生活史の中で、大人の介入によって嫌な思いや辛い思いをした経験があります。

そういった経験から、

「大人が知ったらきっと怒るだろう」

「親(保護者)に心配をかけたくない‥」

という考えが子どもたちの心に生まれます。

特に、小学校高学年から中学生にかけてなどは、思春期も相まって、親(保護者)や先生には話せないことも出てくることでしょう。

さらに、成長・発達の過程の中で子どもたちの心には「自分で解決したい」という自己解決欲求が育ってきます。

「何かあったらいつでも相談してね」

私も子どもとの相談を終える際に「何かあったらいつでも相談してね」という言葉をついつい使ってしまうことがあります。

その言葉そのものが悪いとは思わないのですが、いつもその言葉を使った際には、自分に問いかけていることがあります。

それは、【子どもが「また何かあったら相談しよう」と思うような関わり方(姿勢や態度)ができていたか】ということです。

私は、子どもたちから本当の気持ちを話してもらうために最も必要な要素は、子どもたちが、

自分は尊重されていると感じること

であると考えています。

子どもたちは、自分を一人の個人として尊重されることを望んでいます。親(保護者)からすると、子どもは何歳になっても子どもではありますが、大人が思う以上に子どもは問題を解決していく力を持っています。

また、子どもたちは、大人が「どのように感じているか」「どのような意向を持っているか」等を察する能力は、ややもすれば大人以上に長けています。

大人の心の内というのは、表情や言葉遣い、対話の中の一瞬の間などにすぐに現れてしまいます。

子どもの本当の気持ちを聞こうとするのであれば、見せかけだけのポーズではなく、心の底から「一人の個人として尊重しよう」という姿勢で子どもと対峙することが必要なのです。

子どもは、「自分はこの人から尊重されている」と感じると、相手のことを少しずつ信頼できるようになります。

文字にすると「そんなのあたりまえのこと」と思われるかもしれませんが、実際にこれらを実行してみると簡単にはいかないものです。

口を閉ざす子どもであっても心の奥底では「だれかに聴いてほしい!」だれかに話したい!」と願っています。

子どもたちの心には、そういったアンビバレント(両価的)な思いがあり、時に「言葉と行動が伴わないことがある」ということを周囲の大人が心に止めて置くことも大切なことです。

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