食卓心理学

甘い飲み物からの卒業!

無意識のうちに砂糖を摂取してしまっているのが、ジュース(清涼飲料含む)や缶コーヒー、エナジードリンクなどの市販の飲料です。

今は、これらの飲料がコンビニや自動販売機で手軽に入手できますが、甘味の付いたジュースや炭酸飲料は、口当たりをよくするために、コップ一杯で20〜25gの糖質が含まれています。

缶コーヒーやエナジードリンクなどを眠気覚ましのために一気飲みする方がいますが、そうすることで短時間で大量の糖質を体に取り込んでしまうため、血糖値に甚大な悪影響が及びます。

血糖値とメンタルヘルス 血糖とは、体内を流れる血液中のグルコース(ブドウ糖)のことで、その濃度を指すのが「血糖値」です。 私たちの身体には、血糖値...

今後、口にする飲み物は、「水」「茶」「コーヒー(ブラック)」の3択を基本とすることをオススメします。

野菜不足の解消ために100%果汁のジュースを飲んでいる方がいらっしゃいますが、実は、100%果汁のジュースは、十分な栄養が取れないばかりか、多量の糖質を含んでいます。考えてみると、実際の野菜があのように甘いわけはありませんよね。甘さを出すために様々な添加物が使用されています。

国内における清涼飲料水の生産量は、年々増加の一途を辿っていますが、健康管理の目的から「甘味飲料への課税」「人工甘味料への置き換え」を望む声も多く、消費に対する警鐘が鳴らされています。

しかし、人口甘味料は、腸内細菌を変化させてしまうというリスクがあるため、いずれにせよ安易に摂取すべきものではないです。

いくら食べても満足感もないのでどんどん食べたくなってしまう人口甘味料は、「異性化糖」に分類されます。

とうもろこしのデンプンが原料のため「コーンシロップ」とも呼ばれ、原材料の表記に「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」と記されており、清涼飲料水だけでなく、市販のお菓子にも広く使われています。果糖液糖は砂糖よりもさらに血糖値を上げるため注意が必要です。

砂糖は、消化管に入ると「果糖」「ブドウ糖」という2種の単糖に分解され、それぞれのルートで消化されます。

ブドウ糖は、血液中に流れ出て全身の細胞をめぐり、エネルギー産生に使用されるのに対し、果糖は肝臓で代謝されます。

果糖は、血糖値を上げないばかりか、甘味が強い上にブドウ糖よりも低カロリーという特性に注目が集まり、健康にも良いというイメージが浸透してきましたが、果糖にも注意しなければならない点があります。

ブドウ糖は、血糖値を上げることで満腹中枢に働きかけて食欲を低下させますが、果糖にはこうした働きがないため、簡単に取りすぎてしまう危険性があります。

その摂り過ぎが、脂肪肝大腸がんなどを誘発し、健康資産を損失させる「果糖中毒」を引き起こすことになるんですね。

諸外国では、こうした甘味料入りの飲料に課税する「砂糖税」が広がりを見せており、メキシコでは、2014年に砂糖入りの飲料に10%の課税を施行、アメリカのカリフォルニア州は2015年からなんと25%の課税が施行されています。

同じように、イギリス、フランス、フィンランド、ハンガリーにおいても同様に砂糖税が施行されています。これによって、課税を逃れるために糖度を下げたり、なくしたりする企業も出ているようです。

タバコやアルコールと同じく、砂糖も中毒性の強い食品ですので、「家には置かない」など物理的に遠ざることが離脱への第一歩です。

日本においては、砂糖入りの清涼飲料は何の制限もなく、野放し状態です。ですので、皆さんには「買わない」「家に置かない」「口にしない」を三原則にすることをオススメしたいです。

しかし、習慣的に摂取している方などは、いきなりゼロにすることは難しいと思いますので、糖質が多量に含まれているという意識を持つことから始め、少しずつその量を減らしていきましょう。

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