フリーランス

臨床心理士を武器に独立・開業!まずは副業からフリーランスへ!


臨床心理士の活躍の場は、医療領域や教育領域、産業領域、福祉領域など幅広くありますが、その雇用形態は、雇用契約を結び、雇用主から給与(Salary)を得る働き方を取っている「サラリーマン」がほとんどです。

同じ「士業」と呼ばれる職種に、弁護士・司法書士・税理士などがありますが、こちらは自営業(フリーランス)のイメージが強くあるのではないでしょうか。

そこには、ニーズの違いや単価の違い、業務独占などの様々な要因がありますが、近年、臨床心理士の中にも、会社(職場)に雇用されずにフリーランスとして活動している人も増えています。

自分の持つ資格や経験を活かし、時間に囚われず自由に仕事のスケジュールを組むことができる働き方にはとても魅力がありますよね。

「自分もフリーランスの臨床心理士として活動したい!」という思いがあっても、その一歩をなかなか踏み出せずにいる方もいらっしゃると思います。私自身もその1人でした。

そこで今回は、カウンセラーとして独立・開業して活躍したい方向けに、その方法や手順などを紹介したいと思います。

長編記事になりますので、目次から興味のある項目に飛んでいただけると幸いです。

臨床心理士がフリーランスになるにはどうすればいい?

臨床心理士がフリーランスになるには、手順をふむことが大切になります。

いきなり今の仕事場をやめてフリーになったとしても、臨床心理士としての仕事がなければ【ただの無職】です。

「雇用」に縛られず、臨床心理士としての自由に仕事をしたいのであれば、会社(所属先)の肩書きがなくても仕事がもらえるような下地を作ってくことが大切になります。

フリーランスの臨床心理士として活躍している方の多くは、以下のようなステップを踏んでいます。

  • 副業から開始して、小さな案件から次の案件へ
  • SNSで情報発信し仕事につながるように窓口を広く
  • 本業をある程度の収入が得れてフリーランスの時間が確保できる業種に変更する
  • 本職と同額以上に稼げるようになったら独立

会社は辞めずに副業として始める!

他の業種では、会社を辞めていきなりフリーランスになって成功している人もいますが、臨床心理士がフリーランスとしてキャリアを積む場合は、副業から始めた方がよいです。

「フリーランスになりたい!」と考えている方の動機は様々あると思います。

  • 今の仕事は自分が本当にやりたい仕事じゃない‥
  • 人間関係に疲弊したので、資格を活かして個人で働きたい‥
  • 自分にしかできないサービスを提供したい!
  • せっかく大学院まで出て資格を取ったのだから、心の専門家として独立して自由に働きたい!

などなど。

しかし、「今の仕事があるのは、会社の肩書きと実績があるから」ということを忘れてはいけません。

いきなりフリーランスになったとしても、フリーランスの臨床心理士(カウンセラー)としての実績がないあなたに、暮らしていけるほどの報酬の仕事が入ることはまずないでしょう。

生活に困らずフリーランスで活躍したいのであれば、フリーランスとしての下積みが大切です。

多くのフリーランスの臨床心理士は、臨床心理士の資格を活かして下記の副業などをしながらフリーランスへ移行しているようです。

  • Webサイトの記事執筆
  • オンラインカウンセリング
  • 個人カウンセリングルームの開室
  • セミナーの開催

臨床心理士の副業には、後述するクラウドソーシングサイトや個人のスキル販売サイトを活用するものがあります。

実績を重ねるごとに単価も上がってくるので、1つ1つの仕事を丁寧に積み上げながら、実績を積みましょう!

フリーランス臨床心理士の中には、元々フリーランスになるつもりはなく、子育ての合間にお小遣い稼ぎ程度に始めた副業が徐々に大きくなり、フリーランスになったという人もいるくらいです。

副業が可能なのか必ず職場に確認する

近年、副業解禁の流れがあり、行政(厚生労働省)も「モデル就業規則」の規定を変更し、副業促進のスタンスを取っていますが、副業が可能であるのかを個人で確認する必要があります。

まずは、雇用契約書を隅々まで確認して副業が可能か確認してみましょう。副業が可能であっても「本業に支障をきたさない」「守秘義務を守る」などの制限がある場合もあるので、詳細については担当部署に確認してください。

副業NGの雇用契約を結んでいる状態で、副業がバレた際には、最悪会社を辞めなくてはいけなくなるかもしれません。

なんのあてもなくフリーランスになることが1番危険です。フリーランス転向は、転職以上に準備する(石橋を叩いて渡る)必要があります。

臨床心理士の副業

Webサイトの記事執筆・オンラインカウンセリング

臨床心理士の副業として、Webサイトの記事執筆、オンラインカウンセリングがあることを先述しましたが、その方法についてもう少し詳しく解説したいと思います。

これらの副業は、【クラウドソーシングサイト】【スキル出品サイト】などを活用することがメジャーとなっています。

【クラウドソーシングサイト】とは、仕事を頼みたい企業・個人が仕事を受けたい企業・個人を探し出せるサイトです。

【スキル出品サイト】とは、「個人の得意を売り買い」するサイトです。デザインが得意な人が「あなただけのインスタアイコン作成します」と販売していたり、サイト作成が得意な人が「あなたのサイトを見やすく作り直します」といったふうに「自分の得意」を販売しています。

オススメのサイトについては後ほど紹介したいと思います。

Webサイトの記事執筆

Webサイトでの記事執筆とは、たとえば、子育て・医療・メンタルヘルスなどの様々な領域の記事作成を発注したい企業や個人から仕事を受注し、期日までに商品(記事)を納品し料金を得るといったライターとしての仕事です。

臨床心理士であれば、医療・教育・発達・産業などの領域での経験やスキルを活かして記事を執筆するとよいでしょう。

記事作成は時間も執筆スキルもいることから「ちょっと割に合わない」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、執筆者として名前を出せるメディアであれば実績にもなりますし、募集している仕事の数も多いので、フリーランスとしての手軽に実績を積むには便利です。

オンラインカウンセリング

こちらも、【クラウドソーシングサイト】や【スキル出品サイト】で「カウンセリング」を商品として出品することで顧客を得る方法です。

臨床心理士の資格を活かし「臨床心理士があなたの悩みを丁寧にお聴きします」といったようにオンラインカウンセリング(オンライン・電話・テキストメッセージ)をサービスとして提供している方が多くいます。

また、Cotreeなどカウンセラー登録制のオンラインカウンセリングのマッチングサイトもあり、審査をクリアして登録すれば、好きな時間にサイト利用者からのオンラインカウンセリングの委託を受けることができるサイトもあります。

サイトの紹介

上記で紹介した【クラウドソーシングサイト】や【スキル出品サイト】などのサイトで有名なものを一部紹介しておきます。

【CrowdWorks(クラウドワークス)】

クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。

クラウドワークスは、200種類以上ある仕事のカテゴリーから仕事を選べます。記事の執筆などの仕事だけでなく、簡単な入力作業や資料整理などもあるので、ちょっとした時間にお金を稼ぐことができます。

その他にも【プロクラウドワーカー制度】という「この人は評判もよく実績も豊富です」と案内される制度があり、クラウドワークス内で実績を積むほど高単価な仕事をもらいやすくなります。

クラウドワークス公式サイトはこちら!

【Lancers(ランサーズ)】

ランサーズは、クラウドワークスと同じクラウドソーシングサイトです。

オンライン仕事発注歴に関しては、クラウドソーシング業界では最も古い歴史があります。

スキル出品サイトのように、自分のスキルを商品として売ることもでき、スキル販売実績もランサーズ内で実績になります。

ランサーズ内の実績が豊富で、一定基準を満たした人は「認定ランサー」マークが付くので、高単価案件を受注しやすくなります。

ランサーズ公式サイトはこちら!

【coconala(ココナラ)】

ココナラは、個人の「得意」を販売するスキルのフリーマーケットです。

ココナラでは、「臨床心理士が子育てのお悩みご相談お受けします」「心理士の有資格者がカウンセリングいたします」といったようにカウンセリングをサービスとして販売している方がいます。

カウンセリング以外の得意なスキルを販売したりできるため、登録をきっかけに自分の「得意」を探してみてください。。

ココナラ公式サイトはこちら!

【Cotree(コトリー)】

Cotree(コトリー)は、日本最大級のオンラインカウンセリングサービスです。

2014年から利用者と専門家を繋ぐサービスを提供しており、利用者は、24時間どこでもビデオ・通話/テキストメッセージなどの自分にあった方法でカウンセリングを受けられるようになっています。

実績や技術面などの審査を通過すると登録カウンセラーとなることができ、現在、200名以上の登録カウンセラーが在籍しているようです。

個人カウンセリングルームの開設

小規模で始める

人脈が広がったり、後述するSNSを使った広報がうまく行き始めると、「対面でのカウンセリングをお願いしたい」という方からのカウンセリング案件も入ってくるようになります。

個人のカウンセリングルームを開設してクライエントワークで生計を立てることは、フリーランスで活動したい臨床心理士にとっての憧れであると思います。

しかし、テナントを契約してをカウンセリングルームを構えるとなるとそれなりの維持費がかかりますね。

顧客が付かなければ借りてる意味がないですし、顧客が付いて事業が軌道に乗っても、テナントの維持費で収支がゼロなんてこともあり得ます。

そのため、個人のカウンセリングルームを開設する際も、まずは小さく事業を展開していくことを心がけましょう。

レンタルスペースを利用する

近年、空きスペース(店舗の一角や全体、自宅の一室、マンションの個室など)を一般向けに貸し出す「レンタルスペース」「レンタルルーム」などのサービスが流行しています。すでに在宅ワークやホームパーティなどで利用した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Wi-Fiや家具・家電、キッチンなどが利用可能なレンタルスペースもあり、商談やセミナー、研修などのビジネスシーンからホームパーティや勉強会、料理教室などのプライベートシーンまで幅広く利用されています。

利用方法はとても簡単で、サイトやアプリを通してすぐに予約することができます。まずは、サイト(アプリ)に登録し、「地域」や「駅」「用途」などを指定して検索すると利用可能なレンタルスペースを写真付きでみることができます。

その中から自身の用途や好みと一致するスペースを選択し、利用日時や利用プラン(日借り/時間借り)を決めて、予約リクエストを送るだけです。

支払いは、個人利用の場合は、会社(サイト)にもよりますが「クレジットカード」や「ペイジー」「コンビニ決済」などが利用できます。

鍵の解鍵方法などの当日の利用については、サイトを通してオーナーさん(ホスト・代行会社)とテキストメッセージで連絡を取り合えるので、わからないことがあっても事前に確認することができます。

レンタルスペースであれば、自宅から近い場所(徒歩圏内)やクライエントが利用しやすい場所(駅近)など自分で好きなように場所を選ぶことができ、利用時間も1時間〜単位で選べることから、カウンセリングの予約に合わせて場所の確保ができることが大きなメリットです。

また、カンセリングで利用する規模の個室タイプであれば、(地域にもよりますが)1時間1000円前後で借りることができるため、カウンセリング案件が少ない時でも赤字を出さずに始めることもできます。

レンタルスペースのマッチングサイトを3つ紹介していますので、一度、住まいの地域にどのようなレンタルスペースがあるか確認してみてはいかがでしょうか。

レンタルスペースマッチングサイト3選

【Spacee(スペーシー)】

Spacee(スペーシー)は、国内最大級のレンタルスペース・貸し会議室の予約サイトです。

「好きな時間に、好きな場所を、お手頃な値段で。」をコンセプトに個室の貸会議室からセミナー会場をはじめ、レンタルキッチン、撮影スタジオ、パーティー用レンタルルームなど、格安からハイグレードまで豊富な情報と口コミを掲載しており、アプリからも予約できます。

スペーシー公式サイトはこちら!

【SPACEMARKET(スペースマーケット)】

「スペースマーケット」は、8,000件を超えるレンタルスペースから 目的に合ったスペースをかんたんに予約する事ができる検索サイトです。

アプリからも予約ができ、パーティー、会議、写真撮影、ロケ撮影、イベント、スポーツ、演奏、展示会、オフィス、結婚式等といった利用目的による検索や、エリア、人数、会場タイプ等といったカテゴリーから検索する事も可能です。

スペースマーケット公式サイトはこちら!

【Instabase(インスタベース)】

「インスタベース」は、3,000件を超える全国の貸会議室、レンタルスペースをその場で予約できるサイトです。

アプリからも予約ができ、会議、ヨガ・ダンス、パーティー、レッスン、撮影、セミナー等といった利用目的による検索や、エリア、会場タイプ等から会場を探す事ができます。

インスタベース公式サイトはこちら!

レンタルスペースを利用する際の注意点

レンタルスペースは、カウンセリング事業を小規模から始めるためのメリットが多くあるサービスですが、以下のようなデメリットもあるので紹介しておきます。

  • 利用時間の制約
  • 予約とキャンセル料金
  • 治療の枠組み

・利用時間の制約
レンタルスペースは、店舗にもよりますが、時間貸しシステムを採用している場合が多く、カウンセリング案件数に応じて時間借りすることが通常になるかと思います。その場合、言わずもがなですが、契約した時間内でカウンセリングを終了させなくてはなりません。

カウンセリングでは、想定以上にカウンセリング時間が伸びてしまったり、クライエントが遅刻してきたりすることが起こります。

カウンセラー自身が利用時間に迫られて焦りや不安を感じてしまわないためにも、時間借りする際には、時間に余裕を持った契約を結びましょう。

・予約とキャンセル料金
人気のレンタルスペースを利用する場合は、利用したいときにすぐに予約が取れないことがままあります。

また、クライエントから突然のキャンセルがあった場合、レンタルスペースの利用もキャンセルしなければなりませんが、利用規約によってはキャンセル料がかかることがあります。

そのため、あらかじめ遅刻やキャンセルを想定し、クライエントとの利用契約の際に遅刻やキャンセルに関する事項を盛り込んでおく必要があります(それでもキャンセル料が回収できないこともあります)。

・治療の枠組み
カウンセリングが継続となっても、クライエントの希望する日時によっては、いつものレンタルスペースが利用できず、他のレンタルスペースを利用せざるを得ない状況になることも想定しておかなければなりません。

カウンセリングは、一定の枠組み(頻度・空間)で行われることが望ましいとされており、レンタルスペースを利用する際には、クライエントが安心して利用できるように配慮や工夫を凝らす必要があります。

フリーランスは集客力が命

SNSを使った専門職ならではの情報発信

副業開始と同時に始めたいのがSNSを利用した情報発信です。

フリーランスにとってのSNSは、あなたの名刺であり履歴書です。あなたのSNSを「いいな」「素敵だな」という人が増えれば、フリーランスの仕事にも繋がります。

表現することが苦手‥」「うまく文章が書けない‥」と躊躇してしまう方も安心してください。

今、SNSで素敵な情報を発信している方も最初から上手だったわけではないのです。多くの方は、失敗を経験し試行錯誤を積み重ねながら「自分らしさ」を確立させています。

「チャレンジ精神」は、フリーランスに欠かせない1つのマインドです!

SNSは、昼夜問わずにあなたの人柄と実績を営業してくれるツールなので、是非ともSNSを活用して「あなたらしさ」を発信しましょう!

オススメのSNSの活用法!

  • ホームページの作成
  • ブログ運営
  • Twitter.Instagramなどの活用

ホームページの作成

カウンセリングサービスを利用したい人は、GoggleやYahoo!などの検索エンジンを使ってカウンセラーやカウンセリングルームを探します。

たとえば、「京都」「カウンセリング」などで検索して、ヒットしたサイトやホームページへ行き、そのカウンセラーの人柄やカウンセリング内容を見て利用の判断しますよね。

そのため、実績・プロフィール紹介、臨床心理士としての知識やスキルの披露、公演レポート、利用に関する注意事項などを記載したサイトを作成し、あなたに関する情報を発信しておく必要があります。

SNSのダイレクトメッセージ(DM)などをお問い合わせ窓口にすることも可能ですが、ホームページで詳細を確認できることで利用者はより安心感が得られます。

ホームページの運営と聞いて「ホームページ作成の知識なんてない‥」「外注するとお金がかかるんですよね?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。確かにホームページ作成は、外注すれば安くても数万〜数十万しますが、実は自分でも簡単に作れてしまうんです。

私は、Wordpress(ワードプレス)を利用しており、ホームページ型にサイトをアレンジしてサロンの窓口にしています。ホームページを作成するにあたってわからないことがあっても、ネットで検索すればすぐに解決する時代なので、パソコンに疎い私でも自分1人でサイトの作成ができました。

ワードプレス自体は無料で利用できますし、サーバーやドメインの管理費で年間数千円かかる程度ですので、フリーランスを目指す方にはオススメです。

ブログ運営

フリーランスにとってのSNSは、あなたの名刺であり履歴書であるということを先述しましたが、役立つ情報を発信することで、どんどん人を集めることが可能になります。

つまり、あなたの書いたブログが検索でヒットすれば、その分あなたの提供するサービス(ホームページなど)に辿り着く人が増えるということです。

まずは、自分の得意分野や専門分野の情報やスキルを発信することなどから始めてみてはいかがでしょうか。

ブログ運営のメリットは「集客」以外の面にもあります。アドセンスやアフィリエイトなどの審査に通れば、「広告収入」を得ることができるのも魅力です。

ただし、ブログを活用した集客は決して簡単なものではありません。ライティングスキルマーケテイングやターゲティングなどの知識も必要になるため、そういった知識やスキルを学んでいかなければなりません。

しかし、「ブログ運営」「ブログ集客」「広告収入」に関する記事がネット上にたくさんありますので、ゼロからのスタートでも心配無用です。自分のスタイルを確立するまでに時間はかかるかもしれませんが、フリーランス活動の下地作りとして頑張りましょう!

Twitter・Instagramなどの活用

近年、ネット上で集客する際、SEO対策だけでなく、TwitterやInstagramを活用することが主流となっています。

なぜSNSの活用が集客に繋がるかというと、SNS上に相談窓口の情報やホームページのリンクを貼ることで、フリーランの活動をより多くの人に知ってもらえたり、SNSを訪れた人をホームページに誘導したりすることができるからです。

しかし、ただ情報を一方的に発信してもあまり意味がありません。これまでインプットしてきた専門的な知識やスキルをSNS上でアウトプットする際には、一般の方に価値あるものと認めてもらうことが非常に重要になります。

そのために、市場のリサーチ、利用者のニーズなどに関するマーケティングの知識も必要になります。人気の発信者がどのような方法で集客しているのか参考にしたりしながら、工夫を凝らして発信することを心がけましょう!

まとめ

SNSの活用法について紹介しましたが、これらを継続するのには本当に根気が必要になります。「あれもこれも」と複数のものに手を出して、続かないようでは意味がありません。

ですので継続するために、Instagram+ブログTwitter+ブログなど、自分にあった活用法を見つけ出すことも大切なことです。

複数箇所に同時投稿できるツールもありますので、無理のない範囲で利用しましょう!

本業を単価の高い仕事に置き換える

臨床心理士は、正規職員や常勤で雇用されて働く以外にも非常勤雇用をかけ持ちして働いている方が多数いる業界であると思います。賞与(ボーナス)や期間の定めない雇用契約はとても魅力的ですが、むしろ、そういった正規雇用の方は少ないのではないでしょうか。

臨床心理士の資格があれば、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、大学学生相談カウンセラーなどの単価がある程度高い非常勤の仕事(時給2000円〜6000円)に就くことができます。

たとえば、スクールカウンセラー(週2)と大学学生相談室のカウンセラー(週2)といったように非常勤をかけ持ちして働くことができると贅沢をしなければ十分に生活ができる収入になります。

こういった単価の高い非常勤職に就きながら、フリーランスへ移行していくことができるのが、臨床心理士という資格のメリットであると思います。

最後に

冒頭でもお伝えしましたが、臨床心理士が、いきなり独立・開業してフリーランスで成功するのは非常にレアなケースです。

高い専門性を有しているからといって、フリーランス事業が成功するとは限りません。その専門性を十分に発揮して収入に繋げるためには、事業経営の知識やスキルが必要になります。

今の時代は、Web上で検索すれば、フリーランスに関する情報や著書がたくさんヒットします。フリーランスを目指す方は、臨床心理士としての専門性を磨くことはもちろんのこと、事業経営のノウハウ(マネタイズ・集客・税制など)についての見識も深めましょう!

生活していくには、収入をある程度安定させる必要がありますので、まずは、本職(給与所得者)とフリーランスのバランスを調整しながら、徐々に独立・開業を目指してみてはいかがしょうか。

開業届を提出するまでの手順【フリーランス臨床心理士への道】 個人開業して開業届を出す主な目的は、確定申告の際に【青色申告制度】を利用するためといえるでしょう。 「え、青色申告制度って...
心の不調は食事で改善できる!【脳内神経伝達物質と栄養素】脳内神経伝達物質とは? 神経伝達物質とは、脳内において神経細胞と神経細胞の間の情報伝達を担う化学物質のことです。 脳内神...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です