食卓心理学

「卵」は栄養素の宝石箱!

完全栄養食品である「卵」をどんどん食べる!

できれば毎日食べたい食材として挙げられるのが「卵」です。

卵は、プロテインスコアが100を誇り、タンパク質の摂取には非常に効率が良い食材です。

タンパク質の重要性について下記の記事で紹介していますので、まだの方はぜひご覧ください。

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さらに卵は、タンパク質の効率的な摂取のみならず、ビタミンミネラルなどの栄養素も豊富に含んでいます。ビタミンCと食物繊維以外の栄養素を網羅していることから、「完全栄養食品」と呼ばているほどの食材です。

卵の中から生命が誕生することを考えると、生命に必要な栄養素がすべて含まれているという想像がつくかと思います。

その上、卵は肉に比べると安価で、日々の食卓に乗せやすいのも大きなメリットといえますね。

卵はうつ症状の予防にもなる!?

心の病気との関連でいうと、卵には「レシチン」という脂質が豊富なのも評価のポイントです。

レシチンの構成要素である「コリン」は、脳内の神経伝達物質である「アセチルコリン」の材料となります。

あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、最近では「認知症」がアセチルコリン不足で生じることが知られるようになりました。

また、うつ病は、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の減少が原因の1つであると言われていますが、アセチルコリンが減少することも同様であると言われています。

また、うつ病を発症するほどでなくても、頭がぼーっとしたり、気力がなくなったり、記憶力や思考力が落ちたりといった症状もアセチルコリンが減少することで起こる症状であると言われています。

心の健康のためにも、積極的に卵を食べることをオススメします!

卵は1日1個まで!?

一昔前までは当たり前のように「卵は1日1個までにすべきだ!」と言われていました。

しかし、これは卵に含まれるコレステロールの働きが誤解されていたからで、現在では卵に含まれるコレステロールの必要性が広く知られるようになっています。

高コレステロール血症などの方は、気をつける必要がありますが、特に基礎疾患等がないのであれば、卵は1日に2〜3個食べても問題なく、むしろ複数個食べたほうが良いというのが常識になりつつあります。

せっかく安価な栄養食を1日1個に限定してしまうのは、もったいないということですね。

卵かけご飯はNG!?

安価で栄養満点な卵ですが、実は食べ方に「注意点」があります。

それは、白身は生のままで食べない

ということです。

透明な白身が白色に変わるまで加して食べるようにしてください。

なぜなら、生の白身にはアビジンという成分が含まれており、「ビオチン(ビタミンH)」というビタミンを不溶ににして吸収を阻害してしまします。

また、タンパク質の吸収を阻害する「オボムコイド」という成分も含まれており、これは卵アレルギーの原因ともなっています。

どちらも熱を加えれば不活性化するため、なるべく火を通して食べることを推奨しています。

ただし、加熱しすぎるのとタンパク質の吸収がやや落ちますので、できれば半熟状態で食べることをオススメしています。

卵を使ったオススメ料理

卵が苦手な方は、少ないと思いますが、目玉焼きとゆで卵くらいのバリエーションしかなく、飽きてしまうという声を耳にします。

そこで、私が日頃から食べている手軽で簡単な卵料理をいくつか紹介したいと思います。

 

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